グダグダソロキャンプ~焚き火と道具沼~

2018年末、43歳にしてブームであることも知らず、何を思ったか突然キャンプ(キャンプ道具?)に目覚めたオッサンが、少ない費用で「少しずつ」買った装備や道具の使用感などを「なんとなく」紹介…のはずが、しっかり沼にハマってしまうというベタなストーリー。ホームセンターや100均で使えそうなもの、簡単な自作ツール?他の方々が紹介していらっしゃる役立ちそうなことも実践してみようと。

7月なのに土砂降りで寒いのである

20221127

 

ごきげんよう、諸君。

またしてもずいぶんと間が空いてしまったわけだが、サボっていただけ…ではないのである。まあその理由など他者から見れば下らないことなのでその話は気が向いたらするとしよう。

 

 

さて、今回は2022年7月16日のキャンプである。

 

到着した途端に土砂降りになり、そのまま夜中まで雨が続くという酷いコンディションで、本来なら海が見えるキャンプ場にも関わらず景色も何もあったもんではなかったのが非常に残念であった。

とはいえ収穫がなかったわけではない!

まずはこれだ。

左から反時計回りに

ウツボの唐揚げ

ポテトサラダ

イサキの刺し身

アジの刺し身

酒樽デストロイヤー

おひつブレイカ

花の舞

 

な、アタオカなネーミングのものが混ざっておろう? 

個人的にはどちらも良い味ではあったが、少々クセもあるので好みは分かれるやもしれぬ。

そして次は新装備。

ゴールゼロマイクロシリーズに装着できる樹脂製のシェードであり、光源を直視してしまうことを避けるにはちょうどよい上に虫が寄って来づらいとのことであったが、その後も使用しているが虫除け効果は「?」である。

また、これは我輩の勝手な思い込みであったのだが、柔らかい素材だと思ったらガチガチに硬い素材だったため、コンパクトさが売りのゴールゼロの良さをスポイルしてしまっていることが残念でならない。

これのソフトタイプがあればもっと良いのだがな。

 

そしてもうひとつはこれだ。

SOTOのHINOTOである。

初代発売時には入手できなかったが、改良版として出た二代目を手にすることができたので、さっそく使ってみたのだが、もうね雰囲気ものですよ。LEDやデイツ90の明るさに慣れてしまった初老男性の目には、とてもメインランタンとして使える照度ではもないのである。

とはいえ、テーブルの上で手元をやわらかく照らす、揺らぐ炎は良いものであるし、密封されたガスなので燃料の臭気もないのは食事の際には良いことだろう。

しかもガス缶の残りが微妙な時にはこちらに充填してしまえば空にできるし、出発前であれば使いかけを持っていく必要もなくなるというもの。

但し、ガスの容量は少ないので長時間は使えないのは理解した上で購入すべきであろう。

 

と、そんなこんなでほぼ籠もりきりであったのだが、翌朝はこんな景色を見ることができた。

駿河湾である。

 

今回は西伊豆にある、伊豆キャンファームで一泊してきたわけだが、もう一泊していたらこの景色をより堪能できたと思うと少々心残りであるが、また来れば良いと思い直しこの日は撤収したのである。

ちなみに今回のテントはオガワのステイシーST-2(単色になる前のバージョン)であったが、雨で撮影を忘れていた。

 

それでは諸君、また会おう。

 

DCM焼肉プレートと鹿番長ジョッキ

20220615

ごきげんよう諸君。

梅雨はなかなか厄介である反面、雨に濡れることでものが綺麗に見える時期だとも思っている。

まぁ結露と黴は勘弁なのだが。

と、そんな梅雨空の中を河原でキャンプするために静岡県まで移動。

そして久々(ではなく毎度何かしらあるのだが、毎回写真すら撮らずにに使い始める暴挙に出ているのである)の新装備。

まずはDCMグループの店舗や通販で買える焼肉プレート。
アルミ製のフッ素コートされているので焦げ付いたりくっつきづらいのが良い。
アルミ製のフッ素コートなので空焚きはNG。せっかくのコーティングが剥がれてしまう。
写真にはないが取っ手がついているので、火床への乗せおろしも簡単にできフッ素加工を傷付けづらいのは加点材料といえる。
ちなみに同じ仕様でホルモン焼きプレートがあるのだが(同時購入済み)こちらは四角い穴がたくさん開いており、油が落ちる仕様になっている。
アルミ製ゆえ熱伝導率は高く扱いやすいと感じた。


次にキャプテンスタッグのステンレスメガジョッキである。
これは良いぞ。かの豪傑(?)wawawaさんも動画内で使っていた業物である。
その容量1リットル。
ズシリとした重さで腕も鍛えられるし置いたところで少々の風では微動だにしない。
ちなみにローソンで売られているパックに入ったロックアイス全てと350mlの缶飲料でほぼ一杯。

二層構造なので冷たさを維持できるのもありがたい。
すべて液体で満たすと重くて飲むこと自体が大変なので、自分の体と相談の上実行するとよかろう。

ということで今日のところはここまで。
また会おう!

ケトルとデイツとHSMとルーメナーとホムセン焚き火台

20220508
まとめて


ユニフレームのケトル1.6リットル
特約店のみの再販だったようですがまだ売られていると思います。
コールマンのものは半値ですが評価がかなりバラついているので、製品精度がなんともなのとコールマンの定番品ならいつでもどこでも売っている安心感から今選ぶならとこちらを購入。

そもそもソロキャンプでお湯を沸かす機能だけのケトルは要らないかと思ったけれど、あったらあったで便利なもので、更にデイツウォーマーとの組み合わせで保温も可能。※要水平確認

デイツ90ウォーマー
これは現時点では正規品では見かけないけれど、ネットオークションで通常のデイツ#90新品よりは安価で購入したもの。
七分芯なので光量も大きく、保温器具としても充分使えるのでこれからもほぼ一軍入り。
前回使用時に大して温まらないと思っていたらチタンマグだったのが原因と判明
ステンやアルミならちょうどよい温度で保てました。
※チタンの熱伝導率の低さもよくわかりました

ルーメナーM3
ルーメナーといえば平面LEDランタンで大人気ですが、これは円筒形。
makuakeで応援購入。
使い勝手は悪くはないし明るさも必要充分
が、個人的にはゴールゼロライトハウスマイクロシリーズが好みに合っているようです。
とはいえ純正フルセットでシェードや光量調整用の本革ウォーマー、三脚に柔軟性のあるシェード、そしてセンスのない迷彩柄のシェードと充電ケーブルにすべてをまとめておける専用のケース。
センスのない迷彩柄シェードを除けば良いものなので一軍ベンチ入り確定。
※迷彩柄がキャプテンに必要な理由がわからないんですよね…戦闘服じゃないし何から偽装するの?誰と戦っているの?

和平フレイズの大きいHSM
これはなんだかんだと買ってから毎回荷物に入っていて、朝ごはんではほぼ必ず使っています。
家でも結構活躍します。

DCMの焚き火台 ファイアブーストコンロ
二次燃焼箱型で風に強いけれど、隙間があるのとネジが熱で固着するので対策は必要…もしくはペグハンマーで軽く叩いて緩めるほうが楽かな?
薪は40cmくらいまでなら横向きにそのまま入ります。

5050ワークショップ 2WAY STANDとSTAND PLATE

20200213

f:id:zonebass:20220213210926j:plain
f:id:zonebass:20220213210948j:plain
f:id:zonebass:20220213211005j:plain

ひさしぶりに『あー、これはムダ遣いだったな』と思ってしまった。

これまで諸々前説的な挨拶をしてきたが、今回はかなり酷評するので本題に入る。


まず、この製品実際に使ったか?
使い勝手や実用性に改善すべき点はなかったか?
本当にキャンプで使うことを前提に考えたか?
格好やギミックだけで使い手のことは考えていないのではないか?
そもそもこの製品を考えた人物やチームは頻繁にキャンプをしているのか?
などの疑問が浮かぶ製品と言える。


まず、最低限ランタンスタンドとしては使えることは明記しておく。

それ以外が問題なのである。
まず、スタンドはペグダウンする一番下のパーツ。
打撃対策のようなものはされているが、硬い地面に対しては頭が潰れて使えなくなる恐れがあること。

クランプはユニフレームの焚き火テーブルの縁には使えない。テーブルを歪めてしまう。
とはいえこの辺までは使い方次第でなんとかできるレベル。

プレート……なにこれ?
穴が開いただけの板はまだ使えそうではあるものの、スタンドの接合部に挟み込んでスタンドのネジで固定するため、なにかの拍子に回ってしまうと緩んだりする。

更に始末に負えないのが脱落防止の枠付きのほう。
細かい袋ナットと両端にネジ山が切られた棒が六本。
パーツの紛失などは考えていなそう。
いや、袋ナットは2個予備が入っていたから失くなることは想定しているということか?
ではそのようなものをキャンプ場で組み立てて設営し、分解して撤収するとか本気で考えたのなら愚かとしか言いようがない。
しかもボルト・ナットは緩みやすく締め過ぎれば撤収時に余計な時間がかかる。
では組み立てたまま持ち運ぶのかといえば収納袋の意味は?といった具合である。


せめてこの枠部分の組み立てがもっと簡易で紛失のおそれがないパーツ構成にできなかったのだろうか?

下側のプレートにナットを溶接するか直接ネジ穴を切って上の枠は差し込むだけで安定する方法を考えるか、細長い切り込みを作って板や柵状のものを差し込む仕様にでもすれば簡単に組みばらしもできるし細かいパーツも不要になると思うのだが。

セット価格とはいえ送料まで含めたら6,000円の価値があるかと言われたら首を傾げるどころかブンブン横に振るレベルである。

購入するのであればせめて本体のランタンスタンドだけにしておき、プレートは改善されたら購入しても良いのではないかと思う。

久しぶりに『ダメだこりゃ』『トホホ』なキャンプ道具に当たってしまった訳だが、それもすべて選択した自分の判断。

虚偽情報や詐欺であれば別だが、情報不足や判断力不足は自身の責任として見る目を養うしかないのである。


ではまた。

装備一覧〜焚き火台編

20211030

ごきげんよう諸君

緊急事態宣言(何が緊急だったのか?医療が逼迫?→医師会や看護師会が非協力的だっただけ。飲食店でクラスター→十把一絡げにされて真面目な店や国民『だけ』が疲弊。悪徳者や愚者は大手を振って喚き散らすか、影に隠れてコソコソとやりたい放題)も解除され秋も深まりつつあるワケだが、これまたブログというものの怖さで、筆は執る(?)ものの下書きのまま迷宮に迷い込んでしまう記事や情報附則のままでは良くないと検証待ちの記事の下書きが増えるだけ増えて、そのまま忘却の彼方へと消えてしまう現象に苛まれているここ一年。

やっと次の道具リストを書けそうな気がしたのだ。

今回は焚き火台とそれに類するものを書いていこうと思う。
今回は1製品を除き廃番品はないはず。

1.SOTO ヘキサ
これはテトラもあるがトランギアやエスビットのアルコールストーブを入れることができないため、こちらを選択した。
組み立てには慣れが必要ではあるもののさほど難易度は高くない。
さすが日本の工業製品だけあって精度はバッチリである。
ちなみに購入からの出番は数回。

2.STC ピコグリル398
いまやお笑い芸人ではなくYouTuberやキャンプの達人として評価され引く手数多のヒロシ氏が使っていることで一躍有名になったこの焚き火台。
398は発売当初の製品重量とのこと。
この焚き火台、軽くて組み立て簡単燃焼効率も悪くないとメリットが多い反面、少々お値段が張るのである。
このサイズの焚き火台にしては、ということと当時はガレージブランドや大手メーカーも沢山の種類の焚き火台は発売しておらず、「小さいくせにすごく高い焚き火台」扱いされ、持っていると『このブルジョア階級め!』と色眼鏡で見られたものである(ウソ、でもないが誇張した)。
機能、性能はよく考えられており、これだけきちんとしているなら値段にも納得のいくと思わせるもの。
但し、灰が増えてくると気流が保てなくなりがちなので、100円ショップなどで売っているバットの網などで底上げをしてやると火を扱いやすくなる。
最近は類似品やオマージュ品も出てきているので品質向上や新製品開発(今年498が新発売された)で本家の威厳を保ってほしいものである。
ちなみに火床は歪んでくるが分解して逆向きに丸めてやれば歪んでからも何度(年)かは使い続けられるので、そこまで費用対効果は低くない。ちなみに交換用火床は買い替えよりは安価なものの割高である。吾輩なら新たにセットで購入するがな。

3.キャプテンスタッグV型
これは炭火を使うのにどうかと思い購入したのだが、UCOのパクリだとかパチモンと言われていたようだが、本家の唯一とも言える弱点の使用中に閉じてしまうという部分も部品点数は増えたものの解消されており、実勢価格も比較的安価なので別物と考えても良いと思われる。
ちなみに吾輩はバウムクーヘン作りに使ってみたが、短辺側の上部両側のジョイント部分を跨ぐように棒を乗せてぐるぐるすると均一に火を入れられるため、火加減と焼き加減さえ知っていれば形状としてこの焚き火台は最適と言える。

4.ホールアースファイヤグリル
安価な四角い焚き火台がほしいと思っていたところで見つけ購入。
悪くない。しかし、網が使いづらいこととスチールなのが難点。
シンプルなので特徴もないのだが料理と焚き火両方に使えるので入門編には良いかも知れぬ。

5.ユニフレーム 薪グリルラージ
これはスタンダードサイズと迷いに迷って購入したのだが、煮込みなどの本格的な料理には使えていない気がする。
まず、なんといってもデカくて重い(4.6kg)のだ!
風防付きの反射式焚き火台とでも言えばよいだろうか、寒い時期は非常に効率的である。暖を取りつつ料理もできる、まさに一石二鳥。いや焚き火をしたい欲求も満たされるので三羽の鳥を落とせるな。
というかファミリーキャンプで焚き火料理披露をしたいオヤジ向けかもしれない。
40cmクラスの薪もオフセットすれば2本乗せられるし、五徳の高さも3段階あるので便利ではある。

余談?だが収納袋は化繊の薄い巾着タイプなので簡単に穴が空いてしまうことも残念なポイント。
これだけの重量があるのだから少し高くても専用の収納ケースは付属してほしかった。ちなみに価格はピコグリル398より高価だ。

6.ユニフレームネイチャーストーブラージ
実は今、この焚き火台は吾輩にチャコスタ扱いされている。
もちろん焚き火台や調理用として使っているのだが、この製品の特長でもあるティッシュ1枚で着火できる燃焼効率の良さを利用して、炭熾しや焚き火の火付けに使うようになってきた。南伊豆町のデビュー以降ほぼこの使い方が定着しつつある。
着火しやすい、よく燃える、五徳がしっかりしていて料理しやすい、きれいに灰になると一見良いこと尽くめだが、脚がやや不安定なことと火を入れる前から歪みがあるなどクセのある焚き火台でもある。

番外編1
ホンマ製作所APS-48dx(薪ストーブ)
他の薪ストーブと比べ収納性などでは劣るが、価格と性能では群を抜いているのがホンマ製作所の薪ストーブたちであり、その中でも一昨年発売されたこのAPS-48dxはステンレス製で3面窓付き、高さ調整可能な脚付きでテントに入れるにもなんとかなるサイズである。
前回の記事に書いたレンコンテントへのインストールで数回使ったが、とても暖かく炎を見ながら眠りに就けるという贅沢な代物でもある。
もちろん、テント内への設置は事故防止のための対策を万全にした上で自分の判断と責任を以て実施するように。吾輩の場合、一酸化炭素警報機は就寝時の自分の顔の高さに顔の近くと少し高い位置の計2つ置くことにしている。
一酸化炭素は比重が軽いから警報機は上の方につけろという動画やブログを見かけるが、実際には水素やヘリウムのように著しく大気(窒素)との比重差はほぼないため、顔の高さ=呼吸する高さに置くことは重要であるとともに、燃焼ガスとしての一酸化炭素は高温のため上昇しやすいという意味で高所に滞留する傾向にあるので、起き上がって息を吸ったら具合が悪くなったということを避けるためである。
賢明な諸兄なら承知しているとは思うが、気体は高温になれば密度が下がり上昇するわけだが、薪ストーブや石油ストーブを使う際はテント上部のベンチレーションを開けて換気をするとともに空気の流れを作るために、下にも少し隙間を開けてやることが必要である。
ストーブで室内は充分暖かいはずであるし、命を失うことと比べれば少々の冷気は気にならない、というか冷気が直接体に当たらないレイアウトを考えるのも楽しみではなかろうか?


番外編2
ロゴス直火ステンレステーブル
メーカーとしてはカタログ落ちの廃番品。
FUKU氏というYouTuberが動画で使っているのを見て欲しくなり在庫が定価で販売されているサイトから購入したもの。
構造は単純で、フチが立ち上がった四角いステンレステーブルであり、脚はホームセンターなどで売っている小型の折りたたみテーブルやアイロン台を想像してもらえば良いと思う。
つまり、四角いフチ付き鉄板テーブルということでダッチオーブンを大小2つ置けるという触れ込みであるが、うまくやればこのテーブル上でミニ焚き火ができそうな気がするし下がメッシュの焚き火台の場合地面へのダメージ軽減と高さ確保のために使えるかもしれない。とはいえメッシュ式の焚き火台を使おうという者は往々にして軽量化を図っているわけで、わざわざ大きくて重いこいつを持っていくことはなさそうだが…。いつもの焚き火台をファミリーキャンプやグループキャンプに持ち込んで違う使い方をする場合などには良いの、か?無理があるか。
タイミングを見てピコグリル398を乗せて使ってみようと思う。


といった具合で番外編を含め
以上が20211030現在所有している焚き火台である。

次回は寝袋の類にする予定である。

ではまた。