グダグダソロキャンプ~焚き火と道具沼~

2018年末、43歳にしてブームであることも知らず、何を思ったか突然キャンプ(キャンプ道具?)に目覚めたオッサンが、少ない費用で「少しずつ」買った装備や道具の使用感などを「なんとなく」紹介…のはずが、しっかり沼にハマってしまうというベタなストーリー。ホームセンターや100均で使えそうなもの、簡単な自作ツール?他の方々が紹介していらっしゃる役立ちそうなことも実践してみようと。

装備一覧〜焚き火台編

20211030

ごきげんよう諸君

緊急事態宣言(何が緊急だったのか?医療が逼迫?→医師会や看護師会が非協力的だっただけ。飲食店でクラスター→十把一絡げにされて真面目な店や国民『だけ』が疲弊。悪徳者や愚者は大手を振って喚き散らすか、影に隠れてコソコソとやりたい放題)も解除され秋も深まりつつあるワケだが、これまたブログというものの怖さで、筆は執る(?)ものの下書きのまま迷宮に迷い込んでしまう記事や情報附則のままでは良くないと検証待ちの記事の下書きが増えるだけ増えて、そのまま忘却の彼方へと消えてしまう現象に苛まれているここ一年。

やっと次の道具リストを書けそうな気がしたのだ。

今回は焚き火台とそれに類するものを書いていこうと思う。
今回は1製品を除き廃番品はないはず。

1.SOTO ヘキサ
これはテトラもあるがトランギアやエスビットのアルコールストーブを入れることができないため、こちらを選択した。
組み立てには慣れが必要ではあるもののさほど難易度は高くない。
さすが日本の工業製品だけあって精度はバッチリである。
ちなみに購入からの出番は数回。

2.STC ピコグリル398
いまやお笑い芸人ではなくYouTuberやキャンプの達人として評価され引く手数多のヒロシ氏が使っていることで一躍有名になったこの焚き火台。
398は発売当初の製品重量とのこと。
この焚き火台、軽くて組み立て簡単燃焼効率も悪くないとメリットが多い反面、少々お値段が張るのである。
このサイズの焚き火台にしては、ということと当時はガレージブランドや大手メーカーも沢山の種類の焚き火台は発売しておらず、「小さいくせにすごく高い焚き火台」扱いされ、持っていると『このブルジョア階級め!』と色眼鏡で見られたものである(ウソ、でもないが誇張した)。
機能、性能はよく考えられており、これだけきちんとしているなら値段にも納得のいくと思わせるもの。
但し、灰が増えてくると気流が保てなくなりがちなので、100円ショップなどで売っているバットの網などで底上げをしてやると火を扱いやすくなる。
最近は類似品やオマージュ品も出てきているので品質向上や新製品開発(今年498が新発売された)で本家の威厳を保ってほしいものである。
ちなみに火床は歪んでくるが分解して逆向きに丸めてやれば歪んでからも何度(年)かは使い続けられるので、そこまで費用対効果は低くない。ちなみに交換用火床は買い替えよりは安価なものの割高である。吾輩なら新たにセットで購入するがな。

3.キャプテンスタッグV型
これは炭火を使うのにどうかと思い購入したのだが、UCOのパクリだとかパチモンと言われていたようだが、本家の唯一とも言える弱点の使用中に閉じてしまうという部分も部品点数は増えたものの解消されており、実勢価格も比較的安価なので別物と考えても良いと思われる。
ちなみに吾輩はバウムクーヘン作りに使ってみたが、短辺側の上部両側のジョイント部分を跨ぐように棒を乗せてぐるぐるすると均一に火を入れられるため、火加減と焼き加減さえ知っていれば形状としてこの焚き火台は最適と言える。

4.ホールアースファイヤグリル
安価な四角い焚き火台がほしいと思っていたところで見つけ購入。
悪くない。しかし、網が使いづらいこととスチールなのが難点。
シンプルなので特徴もないのだが料理と焚き火両方に使えるので入門編には良いかも知れぬ。

5.ユニフレーム 薪グリルラージ
これはスタンダードサイズと迷いに迷って購入したのだが、煮込みなどの本格的な料理には使えていない気がする。
まず、なんといってもデカくて重い(4.6kg)のだ!
風防付きの反射式焚き火台とでも言えばよいだろうか、寒い時期は非常に効率的である。暖を取りつつ料理もできる、まさに一石二鳥。いや焚き火をしたい欲求も満たされるので三羽の鳥を落とせるな。
というかファミリーキャンプで焚き火料理披露をしたいオヤジ向けかもしれない。
40cmクラスの薪もオフセットすれば2本乗せられるし、五徳の高さも3段階あるので便利ではある。

余談?だが収納袋は化繊の薄い巾着タイプなので簡単に穴が空いてしまうことも残念なポイント。
これだけの重量があるのだから少し高くても専用の収納ケースは付属してほしかった。ちなみに価格はピコグリル398より高価だ。

6.ユニフレームネイチャーストーブラージ
実は今、この焚き火台は吾輩にチャコスタ扱いされている。
もちろん焚き火台や調理用として使っているのだが、この製品の特長でもあるティッシュ1枚で着火できる燃焼効率の良さを利用して、炭熾しや焚き火の火付けに使うようになってきた。南伊豆町のデビュー以降ほぼこの使い方が定着しつつある。
着火しやすい、よく燃える、五徳がしっかりしていて料理しやすい、きれいに灰になると一見良いこと尽くめだが、脚がやや不安定なことと火を入れる前から歪みがあるなどクセのある焚き火台でもある。

番外編1
ホンマ製作所APS-48dx(薪ストーブ)
他の薪ストーブと比べ収納性などでは劣るが、価格と性能では群を抜いているのがホンマ製作所の薪ストーブたちであり、その中でも一昨年発売されたこのAPS-48dxはステンレス製で3面窓付き、高さ調整可能な脚付きでテントに入れるにもなんとかなるサイズである。
前回の記事に書いたレンコンテントへのインストールで数回使ったが、とても暖かく炎を見ながら眠りに就けるという贅沢な代物でもある。
もちろん、テント内への設置は事故防止のための対策を万全にした上で自分の判断と責任を以て実施するように。吾輩の場合、一酸化炭素警報機は就寝時の自分の顔の高さに顔の近くと少し高い位置の計2つ置くことにしている。
一酸化炭素は比重が軽いから警報機は上の方につけろという動画やブログを見かけるが、実際には水素やヘリウムのように著しく大気(窒素)との比重差はほぼないため、顔の高さ=呼吸する高さに置くことは重要であるとともに、燃焼ガスとしての一酸化炭素は高温のため上昇しやすいという意味で高所に滞留する傾向にあるので、起き上がって息を吸ったら具合が悪くなったということを避けるためである。
賢明な諸兄なら承知しているとは思うが、気体は高温になれば密度が下がり上昇するわけだが、薪ストーブや石油ストーブを使う際はテント上部のベンチレーションを開けて換気をするとともに空気の流れを作るために、下にも少し隙間を開けてやることが必要である。
ストーブで室内は充分暖かいはずであるし、命を失うことと比べれば少々の冷気は気にならない、というか冷気が直接体に当たらないレイアウトを考えるのも楽しみではなかろうか?


番外編2
ロゴス直火ステンレステーブル
メーカーとしてはカタログ落ちの廃番品。
FUKU氏というYouTuberが動画で使っているのを見て欲しくなり在庫が定価で販売されているサイトから購入したもの。
構造は単純で、フチが立ち上がった四角いステンレステーブルであり、脚はホームセンターなどで売っている小型の折りたたみテーブルやアイロン台を想像してもらえば良いと思う。
つまり、四角いフチ付き鉄板テーブルということでダッチオーブンを大小2つ置けるという触れ込みであるが、うまくやればこのテーブル上でミニ焚き火ができそうな気がするし下がメッシュの焚き火台の場合地面へのダメージ軽減と高さ確保のために使えるかもしれない。とはいえメッシュ式の焚き火台を使おうという者は往々にして軽量化を図っているわけで、わざわざ大きくて重いこいつを持っていくことはなさそうだが…。いつもの焚き火台をファミリーキャンプやグループキャンプに持ち込んで違う使い方をする場合などには良いの、か?無理があるか。
タイミングを見てピコグリル398を乗せて使ってみようと思う。


といった具合で番外編を含め
以上が20211030現在所有している焚き火台である。

次回は寝袋の類にする予定である。

ではまた。